連載

「実務的なノウハウの提供」に主眼を置き、当該テーマに詳しい専門家が回を重ねて分かりやすく解説する。

データマネジメントを全社的活動へ!課題とアクション

データをビジネス価値に変えるための継続的な活動であるデータマネジメント。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やデータドリブン経営に向けて最重要課題の1つとなっている。2023年12月7日刊行の調査レポート『データマネジメントの実態と最新動向2024』(インプレス総合研究所)では、データ品質やマスターデータ管理、データ連携/統合、推進体制/人材育成など、多様な観点から国内企業の取り組みの実態を明らかにした。本連載では、3回にわたって調査結果の一部を紹介し、課題から浮かび上がるデータマネジメント活動のあり方を考察する。

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麻生川静男の欧州ビジネスITトレンド

グローバルITトレンドの主要発信源と言えば、やはりハイパースケーラー群を筆頭に有力IT企業がひしめく米国で、ゆえにこの分野の海外ニュースは米国発に偏りがちである。しかし本誌の読者であれば、自動車、電機、運輸、エネルギーといった世界をリードする各産業でITの高度活用に取り組む欧州の動きも追わずにはいられないだろう。本連載では、ドイツをはじめとした欧州現地のビジネスとITに関わる報道から、注目すべきトピックをピックアップして紹介する。

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CIOのための技術講座

クライアント/サーバー、Webアプリケーション、そしてクラウド──アプリケーションを稼働する基盤(ITインフラ)の変遷は、アプリケーションの開発と運用のあるべき姿を目指して時代ごとのトレンドやニーズを反映した進化の形でもあります。今、その進化の先端エリアにあるのが「コンテナ」や「Kubernetes」です。早期に導入した企業の成果を見るに、これらへの取り組みは、技術者のみならず、CIOやマネジメント層にとってもきわめて重要です。本稿では、「CIOのための技術講座」と題して、改めて、コンテナやKubernetes、DevOps、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)など、モダンなアプリケーション開発のトピックを中心にわかりやすく解説していきます。

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Small Smart Nationsから学ぶ「信頼経営」への進化─DBIC VISION PAPER 2

1989年から始まった「IMD世界競争力ランキング」。日本は当初から1993年にかけて5年連続で世界トップの座に君臨していた。しかしその後、日本の競争力への評価は坂道を転がるように下がり続け、近年は30位台が定位置である。凋落の要因はさまざまあるが、日本の企業や経営者は改めて現状を直視し、デジタルの時代に存続し成長を遂げるためのアクションが急務である。日本のソーシャルイノベーション推進に取り組むデジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)が、この国の未来にあるべき姿を綴った「VISION PAPER 2」の全内容を、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進者たるITリーダーに向けて連載の形でお届けする。

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知っておいて損はない気になるキーワード解説

IT業界では、新しい思想やアーキテクチャー、技術等々に関する用語が日々、生まれては消えている。メディア露出が増え、何となくわかっているような気になって、実はモヤッとしているキーワードを「それってウチに影響あるんだっけ?」という視点で分解していく。

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「S/MIME」で実現するトラストなメール環境

電子メールセキュリティの標準規格「S/MIME(エスマイム)」が提唱されてから20年以上の月日が経つ。公開鍵方式による暗号化とデジタル署名が、メールを悪用したなりすましや標的型攻撃を防ぎ、利用者の安心・安全を実現する──と、S/MIMEの効能は知られても、普及には程遠い状況にある。何がS/MIMEの広範な利用を妨げているのか。本稿では、S/MIMEとは何かを振り返りながら、利用が現在のユーザーにもたらすメリット、普及に向けての道筋について前・中・後編の3回にわたって解説する。

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DX推進に不可欠な「デジタルリスクマネジメント」の要諦

ニューノーマル時代=コロナ禍が人々の社会や生活を一変させた一方で、企業・組織では感染対策のためのワークスタイル/ワークプレイス変革が進展することとなった。至上命題であるデジタルトランスフォーメーション(DX) の機運と共に、テレワークやペーパーレス、ワークフローなどの導入・刷新が急速に進む中で、これまであまり顕在化しなかったリスクへの対処が大きな課題となっている。本稿では、ニューノーマル時代にDXを推進するにあたって必須で求められる“リスクマネジメントの転換”=「デジタルリスクマネジメント」をテーマに、重要なポイントを取り上げて解説していく。

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DX/イノベーションの推進者へ、未来に向けての提言─DBICビジョンペーパー

経営とITに携わる者にとって「グローバルで見た日本の競争力」の現状は直視せざるをえない。「IMD世界競争力ランキング」では日本の順位が年々低下し、2020年6月18日発表では過去最低の34位。ここにはさまざまな見方があるにせよ、日本の企業や経営者は改めて現状・実態を受け止め、どんなアクションを起こすべきなのかを考える必要がある。このほど、日本のソーシャルイノベーション推進に取り組むデジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)が、設立から4年間の活動を振り返りながら日本の競争力の源泉を検証し、この先のあるべき姿を示した「DBICビジョンペーパー」を発刊した。DX/イノベーションの推進者たるITリーダーに向けて、その全内容を連載の形で紹介する。

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メインストリートに向かう「B2Bサブスクリプション」

デジタル化への対応により、多くの企業がモノ売りからサービス提供へとビジネスモデルの転換を図っている。それに伴い注目を集めているのがサブスクリプション型の料金体系だ。音楽や雑誌の聴き放題、読み放題から自動車の乗り放題まで、さまざまな業種でサブスクリプションを取り入れたサービスが登場している。この流れはB2C領域だけでなくB2B領域にまで広がっている。本稿では主に「B2Bサブスクリプション」サービスをより円滑に立ち上げるのに必要なノウハウ、留意点をITサービスの切り口から解説する。

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戦略的人事の要「HRTech」を理解する

少子高齢化や労働人口の減少が進む中、限られた人材をどう有効に配置するか、優秀な人材をいかに確保するかなど企業の戦略的人事の重要性が高まっている。それを実現するための重要なアプローチが「HRTech」だ。本連載では、HRTechのトレンドから具体的な活用事例、今後を、20年間にわたって人事システムの導入コンサルティングを手がける筆者が紹介する。

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「2025年の崖」の先にある基幹系システムの未来

連載「『2025年の崖』に立ち向かうERP刷新プロジェクトの勘どころ」では、グローバル経営を進める日本企業が抱える課題に着目し、老朽化し個別最適化した基幹系システムをどのように刷新すればよいかについて解説した。今回はその続編=「2025年の崖のその先」として、既存システムとの違い、クラウドで稼働する基幹系システムの価値などについて考察し、DX時代に求められる基幹系システムの将来像を明らかにしていきたい。

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To-Be デジタルリーダー[ITリーダーとIT部門の明日の姿・役割]

あらゆる企業の経営課題となったデジタルトランスフォーメーション。その潮流は、ITの高度活用で経営を支えてきたIT部門自身にも「転換」を要求している。IT部門、それを率いるITリーダーがこの先どうあるべきで、何を担って経営に資するのか──。自社での実践を通じてこのテーマに対峙するクックパッドのITリーダー、中野仁氏と各社キーパーソンの対談を通じて明らかにしてみたい。

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NoSQLのトップランナー「MongoDB」の今を知る

NoSQLデータベースが従来のSQLに代わるデータベースの新潮流として注目されて久しい。その中でも今、最も勢いがあって着実にユーザーベースを広げているNoSQLがある。それが「MongoDB」だ。「日本企業の情報化・情報活用を推進するほどのパワーがMongoDBにはある」と考える筆者が、MongoDBの今を伝える。

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「2025年の崖」に立ち向かうERP刷新プロジェクトの勘どころ

経済産業省のDXレポートで語られた「2025年の崖」には、デジタル化に向けてレガシーシステムを見直すことを促す内容となっており、各方面に波紋を広げている。経済損失にもつながるとされるこの問題の、大きな要因のひとつとされるのがSAP ERPのサポート切れだ。NTTデータ グループにあって、多くのSAP ERP案件をグローバルで手掛けてきたNTTデータ グローバルソリューションズの代表取締役である磯谷元伸氏が、企業はSAP ERPの刷新プロジェクトにどう立ち向かうべきか、そのヒントを示す。

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ITプロジェクト成功の要件「7つの行動特性」を理解する

2019年3月中旬に掲載した「ITプロジェクトの成功に必須の『7つの行動特性』─元JTBのシステム責任者が大学院での研究成果を公開(https://it.impressbm.co.jp/articles/-/17591)」を、非常に多くの読者に読んでいただいた。同記事で紹介した野々垣典男氏は、7つの行動特性の頭文字をとって「PROMETList」(プロメトリスト)と名づけ、現役CIO/ITリーダーに向けて理解・活用を促している。今回から3回にわたって、野々垣氏自身が7つの行動特性それぞれについて解説する。

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DX時代に再注目―イベントドリブンアーキテクチャ(EDA)の本質と価値

デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの過程で、“俊敏な処理”を超えて“リアルタイムな処理”がシステムに求められる局面が増えている。その対応にあたっては、既存のシステムアーキテクチャにでは限界があり、DX時代に不可欠なアプリケーション開発手法として、改めて「イベントドリブンアーキテクチャ(EDA)」に注目が集まっている。本連載では、最新のEDA/イベントドリブン型アプリケーションプラットフォームが備える特徴・機能を解説し、その本質と価値を探っていく。

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経営者をその気にさせる―デジタル時代の基幹システム活用戦略

企業のデジタル化戦略が注目されるなか、新しいコンセプトを持つSAP S4HANAのリリースを受けて企業における基幹システムの在り方を見直す動きが出ていている。デジタルビジネスで存在感を示す基幹システムとは。その時IT部門は何をすべきなのか。本連載では基幹システムとデジタル化の関係を明らかにし、今後の基幹システムをどのように考えていくべきかを検討していく。

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デジタル時代のサイバーセキュリティ対策を考える

日本の組織・企業におけるサイバーセキュリティ対策の基本は、社外から社内システムへのアクセス禁止、ファイル送受信の禁止などリスクを避ける“ゼロ・トラスト対策”。今、その抜本的な見直しが必要になっている。あらゆる企業にデジタル技術の活用が求められる状況にも関わらず、ゼロ・トラスト対策はそれを阻害する方向に働きかねないからだ。ではどうするのか。サイバー犯罪の動向と対策に詳しい筆者が、あるべき方向を解説する。

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OSSを理解する

本誌は2012年5月に「OSS鳥瞰図」を作成・公開した。しかしOSSの進化は急ピッチであり、新たなOSS(オープンソース・ソフトウェア)が次々に生まれている。そこで日本OSS推進フォーラムのクラウド技術部会では、「OSS鳥瞰図」を完全リニューアルする作業を実施した。最新の「OSS鳥瞰図」をベースに、OSSの最新動向を解説する。

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