[2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」]

【第11回】GRCが求める英語力、遂行能力、プレゼン力

2014年9月1日(月)入江 宏志

2020年を見据えた「グローバル企業のIT戦略」を取り上げる本連載。IT戦略における日本と世界の差異を見極めるための観点として、第1回から第6回までは、クラウドコンピューティングを中心にグローバルトレンドを見てきた。第7回からは、クラウドコンピューティングに並ぶ、もう1つの重要キーワードである「GRC(Governance、Risk、Compliance)」の観点から、グローバルトレンドを見ていく。今回は、英語力と遂行能力、そしてプレゼンテーションについて考えてみたい。

 グローバル化(Globalization)は、ラテン語の「globus」が語源である。「糸玉 = clew」という意味だ。ギリシャ神話に登場する英雄テセウスは、迷宮に閉じ込められた怪物ミノタウロスを退治する際、迷宮で迷わないための命綱としてclewを使った。

 私たち現代人も、グローバル化が進展する世界で迷わないようにclewが必要だ。現在、インターネットに接続されている機器は100億台以上あるとされている。これら、つながっている先とやり取りするためのclewとして、新しいITへの対応力と英語力の2つの必要性が急速に高まっている。

 ネット上で英語を使うユーザーは5億4000万人程度だとされ、多言語と比べ最も多い。ビジネスの世界でも、アジアにおける共通言語は事実上、英語である。世界でよく使われているソフトウェアやサービスを次々と繰り出してくる著名なネット企業は、ほぼすべてが米国発。すなわち、最新のソフトウェアやサービスも英語がベースだということだ。

 ここで、筆者が使っている便利なサイトの1つを紹介しよう。「www.archive.org」がそれで、1996年から今に至るまでの履歴と、かつてのWebページそのものが見られる。もちろん、ここに保存されているデータも英語情報が中心である。

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