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[シリコンバレー最前線]

中韓企業がリードする建築ブーム、市場での存在感もますます高く

2014年9月22日(月)山谷 正己

シリコンバレーは今、建築ブームに沸いている。前回も報告した中国マネーを含め、古い平屋ビルを壊して高層のオフィスビルに建て直したり、かつて畑や果樹園だった空地を造成してベッドタウンの建設が進められたりしている。市場での存在感と同時に、オフィスビルでも、その存在感を競っているかのようだ。

 シリコンバレーの中心都市であるサンノゼ市。その目抜き通りには、米シスコシステムズのビル郡が並んでいる。その真向いにある3つのビルに入居していたのが韓国のサムスン電子だ。だが同社は今、それらをすべて取り壊し、新しいビルを建設中である(図1)。

図1:シリコンバレー中心部にある主な企業図1:シリコンバレー中心部にある主な企業
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 サンノゼ市では、ビルの高さの上限は200フィート(約60メートル)に定められており22階以上の高層ビルは建てられない。サムスンの新しいビルは、10階建てで総床面積は6万平方メートルである。2015年、ビルが完成した暁には、近隣に分散しているオフィスを集約し、同社の社員2000人が働く予定になっている。

 サムスンのビルから東へ1.5キロメートル離れた所には、韓国の半導体メーカーであるSK Hynixのビルがある。この通り沿いにはかつて、日本企業が多数、オフィスを構えていた。だが最近は、いずれも表通りから引っ込んだビルに移り、目立たなくなってしまっている。かろうじて、キヤノン、東芝、ソニーエレクトロニクスが見られる程度である。

 中国企業ではファーウェイ・テクノロジー(Huawei Technologies)が最も際立っている。3つのビルを占有し、R&D(研究開発)と米国市場へのマーケティングの活動拠点にしている。台湾系の部品メーカーも多数オフィスを構えるが、彼らは土地代が安い郊外に散在している。

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