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[CIOのための「IT未来予測」将来を見据え、目前のITを評価せよ]

ビジネスイノベーションの核はプラットフォームにあり

2016年2月15日(月)大和 敏彦(ITi代表取締役)

2015年2月に「株価時価総額から見えてくるITトレンド」を取り上げた(第16回)。1年が経った今、時価総額ランキングはどう変化しているのだろうか。前年との比較をしながら、IT 業界の今とこれからを考えてみたい。

 2015年末時点のIT業界における株価時価総額のトップ10を示したのが図1だ。前年のトップ10と比べ、そのメンバーは変わっていない。だが、米Google(現在はAlphabet)と米Amazon.comの2社が順位を上げ、上位5社は米Apple、Alphabet、米Microsoft、Amazon.com、米Facebookの順になった。2016年2月に入りAppleとAlphabetの時価総額は拮抗し、抜きつ抜かれつの関係になっている。

図1:IT業界の株価時価総額トップ10の推移図1:IT業界の株価時価総額トップ10の推移
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 これら上位5社はこのところ、人工知能(AI:Artificial Intelligence)やドローン(無人航空機)などの先端イノベーションの話題で取り上げられることが多い。例えばAlphabetでは、Google Xが次世代技術の開発を担当し、自動運転や人工知能、Googleコンタクトレンズ、さらにAR(Augmented Reality:拡張現実)ヘッドマウントディスプレイなどに取り組んでいる。

 Amazonは、ドローンや倉庫のロボットのほか、自社のIT インフラをベースに外向けのサービス化を図ったAWS(Amazon Web Services)というクラウドのイノベーションなどに取り組んでいる。各社とも、最先端のイノベーションを起こす文化を持っており、それをビジネスにつなげている。

上位企業はソフト/サービスのプラットフォームを持っている

 各種イノベーションに加え、上位企業に共通するのが、ソフトウェアやサービスプラットフォームを持ち、それを強固な経営基盤にしている点である。まずAppleの場合は、iPhoneやiPadといったデバイスのプラットフォームと、iCloudのサービスプラットフォームとを持っている。

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