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「究極の勝利」他2冊 (JTB情報システム 永井 雄二)

2009年3月4日(水)

本を読むのは通勤電車のなか、という人は多いと思います。私もそうでした。推理小説を中心に、1週間に1冊は読破していました。それが4年前、オフィスまで徒歩で10数分のところに引っ越して以来、電車に乗る機会がめっきり減りましてね。本を読む時間も減ってしまいました。そんな私がみなさんに本をお薦めするのはなんだか気が引けますが、最近読んでためになった本を何冊か紹介します。

究極の勝利 「究極の勝利」
清宮克幸 著
ISBN:978-4062132718
講談社
1680円(税込)

まず、強い組織の作り方やリーダーシップ、コーチング法を論じた「究極の勝利」を挙げます。著者の清宮克幸氏は、早稲田大学ラグビー部の前監督。低迷していたチームを常勝軍団へと変貌させた立役者です。選手の能力を最大限に引き出してチームを立て直すまでを克明に描写したこの本の内容に、社内の人材育成を推進する立場にある者として感銘を受けました。

特に、対戦相手の反則行為が元で早稲田が負けたときのエピソードがいい。試合後、早稲田の選手は「卑怯だ」とくやしがった。それはそうですよね。ところが、清宮氏はその選手をしかったそうです。「相手の反則を責める前に、反則させない動きができなかった自分たちの未熟さを反省しろ」ってね。この言葉には共感しました。私がずっと携わってきたシステム運用業務にも、同じことが言えるからです。何かトラブルが起きた後にあれこれ対策しても遅い。トラブルを未然に防ぐことが我々の使命です。ユーザーがシステムに望むのは、安心して使い続けられること。たとえ1分でも使えない時間があってはだめなんです。

人材育成というテーマでもう1冊挙げるとすれば、「はじめての後輩指導」です。この本には、後輩を指導する際の心構えに加えて、後輩を指導することで得られるメリットが分かりやすく書かれています。一つひとつは当たり前のことかもしれないけれど、これだけまとまっていると説得力が違う。マネジャー全員に配布し、OJT担当者の動機づけに役立ててもらっています。

ビジネス書以外では「林住期」がよかったですね。社会人としての務めを終えた後の生き方について、体調の維持や呼吸法などいろいろな観点から書かれていて参考になります。「青春の門」に“はまって”以来、五木寛之氏の作品はよく読んでいます。

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