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カイシャ意外史-日本経済新聞社 松尾 光氏が選ぶ1冊

2010年6月28日(月)

おすすめを挙げるなら、まずこの本から。社史研究の第一人者、村橋勝子さんの「カイシャ意外史」です。三越やシャープ、ブリヂストンといった大企業21社の社史から、各社の創業秘話を紹介しています。

カイシャ意外史カイシャ意外史
村橋 勝子 著
ISBN:978-4532166786
日本経済新聞出版社
1680円

村橋さんとは、企業や組織でデータベースを担当する人たちの集まりでよくご一緒します。あ、でも別に知人の著作だからといっておすすめしているわけではありません。内容が本当に面白いんですよ。ヤマハの「オルガン担いで箱根越え」や、カゴメの「窮地を救ったトマトの加工」といったエピソードを読むと、昔の日本人は「何かやってやろう」という気概が現代人よりずっと強かったんだな、と思います。今風に言えば“肉食系”ってところでしょうか。

学生のころは、合唱団に所属していました。社会人になってからしばらく遠ざかっていたんですが、数年前に学生時代の仲間とまた歌い始めた。今は、地域のグループにも所属しています。そうそう、オーディションを受けて、プロの声楽家とともに新国立劇場の舞台に立ったこともあるんですよ。そのときの演目は「マタイ受難曲」。新約聖書に描かれたキリストの受難をテーマにした、演奏時間が3時間以上というバッハの大作です。ドイツ語の歌詞と格闘しましたよ。最初は目で追うだけでも大変でした。作品世界を理解しようと、分厚い研究書も読みました。その名もずばり「マタイ受難曲」という1冊です。バッハ研究で名高い著者が受難曲の歌詞をすべて日本語に訳し、詳細な解説を加えた良書。とても参考になりました。

合唱は奥が深いです。うまく歌おうと思ってはだめ。自分の声を素直に出すのが最良の発声法なんだとか。簡単なようですが、これがなかなかできない。「歌が上手くなるスーパー発声法」を読んで研究中です。

第九ですか? 何度か歌ったことがありますが、あの作品は意外に難しいんです。ベートーベンという作曲家は、人間の声を楽器と同じように扱っているようなところがある。第九にも、生身の体には少々きつい歌唱を求められる部分がありまして。

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