デジタル戦略を究める

デジタルテクノロジーの進化が市場競争の構図を大きく変えようとしている。企業は今、既存業務のプロセスやスタイルを洗練させたり高度化させたりするレベルにとどまらず、デジタルを前提にビジネスを再設計することが求められている。正解が分からない世界で進路を定め、前進していくことは並大抵のことではない。デジタル戦略の“傾向と対策”に迫る。

Trends

ローソンやガリバーが“デジタル企業”宣言、創造的破壊(Disruption)に動く日本企業
SAPジャパンが2016年7月末に開催したカンファレンス「SAP Forum」。基調講演は、限られた時間に複数のユーザー企業が登壇する ...続きを読む
アジャイル/DevOpsがOSSを求める、ソフトウェア定義時代の基盤選択
クラウド、ビッグデータといったキーワードと共に必ず登場するのがOSS(Open Source Software)である。当初は「無料のソフトウェア」として紹介された ...続きを読む
FinTech企業に学び、デジタル化に本腰を入れる老舗金融機関
あらゆる業界でビジネスのデジタル化が叫ばれる中で、取り組みが遅れたのが老舗の金融機関である。伝統だけでは顧客からの信頼を得られないのが今 ...続きを読む
Google AlphaGoの仕組みを理解する─AI技術は今、どこまで進化したのか?─
2014年に米Google(現Alphabet)が4億ドルで買収した英DeepMind。同社が開発した囲碁AI「AlphaGo」は、プロ棋士を打ち負かす偉業をやってのけた ...続きを読む
見たり聞いたりする衣服を米国防総省が開発へ、“繊維+IT”でゲームチェンジ目指す米国
人の行動様式や社会制度、競争の条件などを根本的に変えてしまうことを「ゲームチェンジ」と呼ぶ。正確にはゲームのルールを変えるもので ...続きを読む

Solutions

業務プロセス改善から始まる現場起点のイノベーション
IT投資がSoR領域からSoE領域に変化するに従い、それぞれの企業が持つ優れた点をITでさらに強化していくことが求められている。これらの取り組みを現場主体でいかに実践していくか、そしてその先の全社的イノベーションにいかにしてつなげていくのか──。こうした想いを胸に、ソリューション展開を図っているのが ...続きを読む
セルフサービス型活用支える「Intelligent Data Lake」でビッグデータ・ガバナンスを確立せよ
様々なデータを分析し、新たな洞察(インサイト)を得て行動につなげる−−。こうした取り組みの重要性に疑問の余地はないだろう。そんな、事業部門のスタッフがストレスなく必要なデータを取得し、自らの切り口で集計・分析できるための環境になるのが「データレイク」。だが「単に大量データを蓄積しただけではデータレイクとしては不完全だ」と ...続きを読む

Gartner's Voice

エンドユーザーを「格好の標的」から「最高の防御壁」へ
事業部門が積極的にITを活用して攻めのビジネスを展開するような例が続々と出てきている。そうした状況下、CIOやIT部門は、データのガバナンスやセキュリティ対策において、どのような使命を担うべきか。この領域を専門とする米ガートナーのトム・ショルツ氏(リサーチ部門 バイスプレジデント 兼 ガートナーフェロー)に話を聞いた。続きを読む
「失敗を恐れ、予定調和で動く企業に未来はない」─米ガートナー
「最前線の動きを様子見して、後追いする戦略はもはや企業ITの世界では通用しない」─こう主張するのは米ガートナーのフランシス・カラモウジ氏(リサーチ部門 バイスプレジデント 兼 最上級アナリスト)だ。デジタルビジネス時代を見据えて、変革を起こせる企業と、そうではない企業の分岐点はどこにあるのかを聞いた。続きを読む
「IT部門の使命は『データファクトリー』」─米ガートナー
データの分析や可視化を支えるツールが進化する一方で、後手に回ってきたのが必要なデータを整える「前処理」の領域だ。ここにセルフサービス型の新しいツールが登場し始めた。その動向や、あらためてIT部門が担うべきミッションについて、米ガートナーでリサーチ部門 バイスプレジデントを務めるリタ・サラム(Rita Sallam)氏に話を聞いた。続きを読む
マスターデータ管理を成功に導く鍵は「Why?」を突き詰めること──米ガートナー
多くの企業において、業務システム群はサイロ化し部分最適に陥っている。データ活用の巧拙が業績を大きく左右する時代にあって、あらためて重要性が指摘されているのがマスターデータマネジメントの取り組みだ。成功に導くポイントは何か? この分野に詳しい米ガートナーのアナリスト、ビル・オケイン(Bill O’Kane)氏(リサーチ部門 バイスプレジデント)に話を聞いた。続きを読む
企業は今こそ「バイモーダルITを」、ガートナーのトップアナリスト
Systems of Record(SoR)とSystems of Engagement(SoE)。この概念は日本でもある程度定着したと言えるだろう。では欧米ではどうなのか。日本のはるか先を行っているのか、それとも何らかの壁に直面しているのか。来日したガートナーのトップアナリストに聞いた。続きを読む

Case Study

山崎製パンのバリューチェーンを支えるIT基盤―計算センターの“戦略と実践”
パン・和菓子・洋菓子販売でシェア1位を続ける国内最大手の製パン企業、山崎製パン。全国20拠点の工場で生産される商品はフレッシュな状態で、コンビニをはじめとする10万8000店舗の巨大販売網から全国の食卓に毎日届けられている。そんな同社のバリューチェーンを支えるべく、IT組織はどのような戦略とアプローチで取り組んできたのか。続きを読む
AI制御省エネ店舗や気象データ連動の物流最適化―ローソンが挑む産学官連携データ活用
データの高度活用を実現するアプローチの1つに、世界的潮流であるオープンデータへのアクセスと活用の仕組みを整えることがある。2016年3月11日に開催された「データマネジメント2016」(主催: 日本データマネジメント・コンソーシアム)に、ローソン 営業戦略部シニアマネージャの羽鳥恵美子氏が登壇。「データ活用における産学官連携の可能性と今後への課題」と題した講演で、ローソンが産学官連携に関してどうデータを活用しているかを紹介した。続きを読む
「だれでもデータサイエンティスト」目指すリクルート―データマネジメント2016より
2015年11月にシリコンバレーにAIの研究機関を立ち上げた日本企業がある。それがリクルートホールディングス(リクルート)だ。2016年3月11日に東京・目黒雅叙園で開催されたデータマネジメント2016で、リクルートでAIを牽引する石山洸氏が、同社のAI研究所が進める「データマネジメントの民主化」を解説した。続きを読む
コード統一だけで終わらない 超巨大企業が推進するIT戦略
日立製作所が日本を代表するグローバル企業なのは言わずもがな。同社は足掛け10年でグローバルIT標準を確立してきた。執行役副社長兼CIO・岩田眞二郎氏が「一見すると地味だが、実態は本格的な攻めに備えたIT戦略」と話す実態に迫る。続きを読む
製造と働き方の未来へ、デジタルで生まれ変わる巨人GE
航空・運輸、エネルギー、医療、化学、金融、家電……手がけていない分野を探すほうが難しいほど、ゼネラル・エレクトリック(GE)の事業領域は多岐にわたる。そんな産業界の巨人が危機感をあらわにし、生き残りを賭けてハードウェア主体の従来型ビジネスから、「デジタルインダストリアルカンパニー」への転換に挑んでいる。GEの事業改革の軌跡と最新ビジョンを、日本GE 代表取締役兼CEOの熊谷昭彦氏によるデータマネジメント2016の基調講演から紹介する。続きを読む

Column

CIOのための「IT未来予測」将来を見据え、目前のITを評価せよ

シリコンバレー最前線

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